決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … 良品計画、サイゼリヤ、ウエルシア (1月9日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の1月8日から9日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　エスクロＡＪ <6093>
　19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比51.3％減の3億0700万円に大きく落ち込み、通期計画の8億2800万円に対する進捗率は37.1％にとどまり、5年平均の82.3％も下回った。

▲No.2　イオンファン <4343>
　19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比33.9％減の21.2億円に落ち込み、通期計画の60億円に対する進捗率は35.4％にとどまり、5年平均の56.0％も下回った。

▲No.4　良品計画 <7453>
　19年2月期の連結経常利益を従来予想の503億円→473億円(前期は459億円)に6.0％下方修正し、増益率が9.4％増→2.9％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の333億円→370億円(前期は301億円)に11.1％上方修正し、増益率が10.6％増→22.9％増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6093> エスクロＡＪ 　東１ 　 -26.88 　　1/ 9　　　3Q　　　-51.35
<4343> イオンファン 　東１ 　 -17.43 　　1/ 9　　　3Q　　　-33.93
<3141> ウエルシア 　　東１ 　 -10.71 　　1/ 9　　　3Q　　　　1.89
<7453> 良品計画 　　　東１　　 -9.85 　　1/ 9　　　3Q　　　　3.68
<2686> ジーフット 　　東１　　 -8.59 　　1/ 9　　　3Q　　　-52.32

<6183> ベル２４ＨＤ 　東１　　 -6.68 　　1/ 9　　　3Q　　　 11.12
<7581> サイゼリヤ 　　東１　　 -4.48 　　1/ 9　　　1Q　　　-21.51
<3222> ＵＳＭＨ 　　　東１　　 -3.86 　　1/ 9　　　3Q　　　　7.31
<3543> コメダ 　　　　東１　　 -3.76 　　1/ 9　　　3Q　　　　5.22
<9414> ＢＳ１１ 　　　東１　　 -3.76 　　1/ 9　　　1Q　　　-41.15

<7888> 三光合成 　　　東１　　 -2.98 　　1/ 9　　上期　　　-23.67
<9946> ミニストップ 　東１　　 -1.52 　　1/ 9　　　3Q　　　 -3.21
<7513> コジマ 　　　　東１　　 -1.15 　　1/ 9　　　1Q　　　　黒転
<7512> イオン北海道 　東１　　 -0.25 　　1/ 9　　　3Q　　　 -5.15

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース