まだ不安定な動きは続く可能性があります
朝方は、米国株がアップルの業績下方修正による先行き不透明感から大幅に反落したことや、円高ドル安の進行を嫌気して大幅安で始まると、安値では-773円安の19241円まで下落しました。
後場に入ると、米国株時間外取引が上昇したことや、上海株が反発に転じたことなどから下げ幅を縮小しましたが、戻りは限定的でもみ合いが続きました。
米中貿易摩擦激化懸念に加え、米製造業の景況感悪化が投資家心理を冷やし、大発会の下落は16年以来3年ぶりとなりました。
東証1部の売買代金は2兆7718億円、騰落銘柄数は値上がり598銘柄、値下がり1475銘柄、日経225採用銘柄では値上がり63銘柄、値下がり156銘柄でした。
ファーストリテが1銘柄で日経平均を約114円押し下げています。
日経ジャスダック平均は小反落、東証マザーズ指数は反発しています。
日経平均のテクニカル指標は、底値圏を示唆するものが残っている状態です。
きょうは休み中の米国株安が東証1部には全体的に波及しましたが、その一方で新興市場は押し目買いも入って落ち着いた動きとなりました。
年末にも書きましたが、相場の底打ち局面では乱高下が繰り返されて底値を確認するような展開が多く見られますのでまだ不安定な動きは続くかもしれませんが、基本的には大きく下落するような場面があれば打診買いのイメージだとは思います。
ただ目先は12月26日の安値18948円を試す可能性もありますので、中途半端な位置で買うのはリスクがあるかもしれません。