ドットチャートに注目
ここから市場が注目しているのは、今月のFOMC(日本時間20日発表)でのドットチャート。元々、このチャートは本来金利のあるべき姿を表しており、FRBメンバーの利上げ回数を示しているものではないとされていますが、市場は来年以降の利上げ回数を確認する術にしており、「2~3回の利上げ」が「1~2回」になるのか見極めたいとしています。
個人的にはパウエル議長から「今後のデータ次第」といういつもの決まり文句で収めると考えており、その時、市場がどう反応するのか?こればっかりは蓋を開けてみるまで分からないというのが正直なところですが、年末越え資金の調達に向けた動きは続いており、実需の買いにサポートされる形で112.00~114.00円のレンジワークが維持されると考えております。ただ、そのサポートが無くなり、株式市場が大幅安となった場合には、200日移動平均線水準まで視野に入れておく必要があるかもしれません。