後場に注目すべき3つのポイント~G20や米中会談前に手控え

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最新投稿日時:2018/11/30 12:35 - 「後場に注目すべき3つのポイント~G20や米中会談前に手控え」(フィスコ)

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後場に注目すべき3つのポイント~G20や米中会談前に手控え

配信元:フィスコ
投稿:2018/11/30 12:35
30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

日経平均は6日ぶり小幅反落、G20や米中会談前に手控え
・ドル・円はもみ合い、株価にらみで方向感は乏しい
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>


日経平均は6日ぶり小幅反落、G20や米中会談前に手控え

日経平均は6日ぶり小幅反落。0.68円安の22261.92円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。

29日の米株式市場ではNYダウが4日ぶりに反落し、27ドル安となった。30日からの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて行われる米中首脳会談での貿易交渉進展に懐疑的な見方が広がったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容を見極めたいとの思惑から売りが先行。しかし注目されたFOMC議事録はおおむね予想どおりの内容となり、利上げ継続への警戒感後退から下げ幅を縮小する展開となった。取引開始前に発表された10月鉱工業生産指数速報値が市場予想を上回ったこともあり、本日の日経平均は12円高でスタートすると、小高い水準でもみ合う場面が多かった。中国の11月製造業購買担当者景気指数(PMI)の低下を受けて一時22231.96円(30.64円安)まで下落し、前引けでも小幅ながらマイナスに転じた。

個別では、売買代金トップの任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、三菱UFJ<8306>などがさえない。レーティング引き下げ観測のエプソン<6724>や決算発表の内田洋行<8057>は5%超下げた。またここまで強い値動きの続いていたブレインパッド<3655>だが、本日は手仕舞い売りがかさみ東証1部下落率トップとなった。一方、トヨタ自<7203>、武田薬<4502>村田製<6981>などが堅調。トヨタ自などは10月の自動車生産回復が好感され、村田製は前日開いた事業説明会の内容が安心感につながったようだ。大日住薬<4506>は大幅に3日続伸。また、JT<2914>とのライセンス契約終了を発表した鳥居薬<4551>、好決算のラクーンHD<3031>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、証券、その他製品などが下落率上位。半面、鉱業、石油・石炭製品、医薬品などが上昇率上位だった。

米年末商戦の好調な出足が好感されたほか、今週末に行われる米中首脳会談での合意実現に期待が高まる場面もあり、日経平均は前日までの5営業日で計755円上昇した。ただ、週末を控えG20首脳会議や米中を中心とした首脳会談の内容を見極めたいとの思惑が強まりやすいだろう。トランプ米大統領は通商問題での中国との合意について、「成果にとても近づいていると思うが実現するかは分からない」などと語ったという。先のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で米中対立が鮮明になったことも記憶に新しい。

チャート上でも75日移動平均線の位置する22500円レベルに接近して目先の利益を確定する売りが出やすいだろう。海外市場を見ると中国・上海総合指数が小動きにとどまっており、買いの手掛かりとはなりにくい。後場の日経平均も小動きに終始しそうだ。


■ドル・円はもみ合い、株価にらみで方向感は乏しい

30日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。日本株や中国株、欧米株式先物はまちまちでドルは売り買い交錯となり、方向感の乏しい展開となった。

前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から利上げ打ち止めが意識されるなか、ドル・円は売られやすい地合いが続く。日経平均株価は前日終値を下回って前引け、やや円買いに振れやすい。

ただ、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持し、円買いは強まっていないようだ。一方、欧米株式先物はマイナス圏で推移しており、今晩の欧米株安観測からドル売り・円買いに振れる可能性はあろう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円34銭から113円49銭、ユーロ・円は129円06銭から129円30銭、ユーロ・ドルは1.1386ドルから1.1396ドルで推移した。


■後場のチェック銘柄

秋川牧園<1380>や、イメージ情<3803>など、5銘柄がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>


■経済指標・要人発言

・日・11月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+1.0%(予想:+1.0%、10月:+1.0%)
・日・10月有効求人倍率:1.62倍(予想:1.65倍、9月:1.64倍)
・日・10月失業率:2.4%(予想:2.3%、9月:2.3%)
・日・10月鉱工業生産速報値:前月比+2.9%(予想:+1.2%、9月:-0.4%)
・豪・10月民間部門信用:前月比+0.4%(予想:+0.4%、9月:+0.4%)
・中・11月製造業PMI:50.0(予想:50.2、10月:50.2)
・中・11月非製造業PMI:53.4(予想:53.7、10月:53.9)

<国内>
特になし

<海外>
・16:00 英・11月全国住宅価格(前月比予想:+0.1%、10月:0.0%)
・16:00 独・10月小売売上高(前月比予想:+0.4%、9月:+0.1%)


<FA>
配信元: フィスコ

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