目先の上昇は止まりやすくなってきていると思います
朝方は、米中間選挙が市場予想通りの結果となった安心感で米国株が上昇した流れを受けて高く始まるとその後も買戻しが続き、高値では+497円高の22583円まで上昇しました。
後場に入ると、手掛かり材料難となるなか戻り待ちの売りで上げ幅を縮小しましたが、円安ドル高基調が下支え要因となって堅調に推移しました。
米国株時間外取引が弱含み、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることも、後場の買い手控えムードにつながった格好です。
東証1部の売買代金は2兆7261億円、騰落銘柄数は値上がり1733銘柄、値下がり324銘柄、日経225採用銘柄では値上がり189銘柄、値下がり34銘柄でした。
ダイキンが約31円、ソフトバンクが約28円、ファーストリテが約23円など日経平均を押し上げました。
日経ジャスダック平均は続伸、東証マザーズ指数は大幅に5日続伸しています。
日経平均のテクニカル指標は、高値圏に達するものが増えています。
今週はまさに荒れるSQ週となりましたが、あすの寄り付きでSQを通過しますので、SQ要因での上昇はなくなります。
SQ近辺が相場の転換点になりやすいことや、徐々に高まっているテクニカル指標も含め、目先は上昇が止まりやすい状況になってきていると思います。
新興市場を含めて、目先は段階的に利益確定売りを進める水準に入ってきたと思います。
日経平均が25日線(今日現在:22364円)を上回って終わったことも、目先の達成感につながりやすいと思います。