日経225相場予想 今週は中間選挙 先週は大きく反発したが!(11/05週)

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最新投稿日時:2018/11/05 12:20 - 「日経225相場予想 今週は中間選挙 先週は大きく反発したが!(11/05週)」(山口哲也)

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日経225相場予想 今週は中間選挙 先週は大きく反発したが!(11/05週)

著者:山口哲也
投稿:2018/11/05 12:20

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済イベント
先週の日経225(TFX)は大きく反発。10月29日に21,446円で寄り付いた日経225(TFX)は、前週の流れを受け上値の重い展開となり20,913円まで下落するも、米株式が上昇したことや決算銘柄に強い動きが見られたこと、為替が円安に振れたことなどから押し目買いが優勢となり、22,000台まで回復。その後はドコモやauなど通信株の下落などもあり弱含むも、週末にかけて米中貿易問題の沈静化への期待が高まったことで、22,498円まで上昇。
22,177円で引けました。
今週の主な経済指標は図のとおりで、日本時間6日の午前0時に発表される米10月ISM非製造業景気指数や同じく11月9日午前4時に発表されるFOMCなどもありますが、なんと言っても、6日の米中間選挙に注目が集まります。
米中間選挙は上院の3分の1と下院の全議席が改選され、その他、州知事等の選挙がおこなわれますが、現在、上院・下院とも過半数を共和党が占めているのに対し、今回の中間選挙でこのバランスがどうなるかが論点となっています。
世論調査では10月時点で民主党の支持が11ポイントリードしていましたが、11月時点では7ポイントまで低下しております。一般的に中間選挙の投票率は大統領選よりも低く、共和党支持層よりも民主党支持層の方がさらに投票率が低くなりやすい傾向にあります。

中間選挙において、メインシナリオは一般的に上院が共和党、下院が民主党となるケースで、この場合トランプ政権が打ち出す追加景気刺激策が通りにくくなります。
サブシナリオは上院、下院ともに共和党となるケースで、この場合財政拡大や減税などの政策が打ち出されれば、米景気の短期的な上振れに繋がりますが、財政悪化懸念も高まり、景気後退期への転換が早まる可能性があります。
最後のシナリオは上院、下院とも民主党となるケースですが、蓋然性は低いものと思われます。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
先週の日経225(TFX)は大きく反発いたしましたが、週足においては52週移動平均線や26週移動平均線、13週移動平均線がレジスタンスとして上値を押さえる形になりそうです。
基本的には戻り売りを考えたいところですが、ストキャスティクスが低い水準にあり、各移動平均線も上から13週、26週、52週という位置関係(上昇トレンドとも読み取れる)にあるため、早い段階で価格がこれらの移動平均線を上回るようであれば、売りを手仕舞って買いとなります。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

日経225(TFX)の日足チャートです。
日足チャートは、価格が先週200日移動平均線まで、遅行スパンが雲の下限まで戻しましたが、これらに上値を抑えられる形になっています。
ストキャスティクスが上昇傾向にありますが、先週お伝えのとおり一目も三役逆転となっているため、戻り売りを考えたいところです。
レジスタンスは200日移動平均線の位置する22,474円、その上が、基準線の位置する22,741円。

このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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