１日の株式相場見通し＝短期急上昇の反動で利益確定の売り優勢

　東京株式市場は、９月１３日以降の急ピッチな上昇で日経平均株価が１５００円程度上昇したことへの反動から、利益確定の売りが優勢となりそうだ。１日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１３円８０銭台での推移となっている。

　２８日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比１８．３８ドル高の２万６４５８．３１ドルと続伸した。半導体関連株などの上昇を背景にＮＹダウは堅調。ナスダック指数も上昇した。設備投資額の拡大を発表したインテルが買われたほか、アナリストの目標株価引き上げでエヌビディアが急伸、アプライド・マテリアルズが買われた。アップルやアマゾン・ドット・コムも高い。半面、ダウ・デュポンが安く、ゴールドマン・サックスやＪＰモルガン・チェースなど金融株も安い。テスラが急落、フェイスブックも下落した。ナスダック総合株価指数は、同４．３８５ポイント高の８０４６．３５３と続伸した。

　日程面では、日銀短観９月調査、９月の新車販売台数、国内の証券取引所が上場企業株式の売買単位を１００株に統一に注目。海外では、米９月のＩＳＭ製造業景況感指数、ノーベル医学生理学賞の発表が焦点になる。（冨田康夫）

出所：minkabuPRESS