今晩のFOMCで金利の変更が行われるのはまず間違いないところ。そして、市場は12月の利上げについてもほぼ織り込み済みであり、今回、市場の注目点は来年の利上げ回数に向けられています。6月末時点で3回程度と見られていた利上げが維持されるのか、それともメンバーが一部変更となった事でその辺りに見通しの変更が行われ、2回程度となるのか、注目されます。個人的には、米長期金利の上昇による日米金利差の拡大を背景にドル買い・円売りで一時的に113円台乗せもあると思いますが、その滞空時間は短いものに留まるのでは?と考えています。対円ではドル高傾向が続いていますが、他通貨で見るとドル安相場であり、ドル安・円安の同居でドル円相場の上値も限定的になると見ているからです。
思惑だけで動いているトルコ
トルコリラ円が一時18円台ミドルを回復する場面がありました。世界の要人が国連総会に集結、そこでトルコのエルドアン大統領とトランプ大統領との間で米牧師解放に向け何らかの動きがあるのでは?との観測記事を受けてのもの。とは言え、今のところ、協議に関する報道もなく、あくまで思惑先行での動きにすぎません。「期待で買われ、結果で失望」となることも想定されるだけに、こちらの動向も気になるところです。トルコリラ円の週足はこれまでの売りトレンドが収束しそうな形状となっています。ただ、明確に21週ボリンジャーバンドの−1σの内側に潜り込んでいないこともあり、その辺りが確認できるのか否かがポイントとなります。
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