TOPIX、JPX400とともに7日続伸しましたが
朝方は小動きで始まり、その後は小高い水準でのもみ合いが続きましたが、きょうは3月期決算企業の中間配当などの権利付き最終売買日にあたることから、配当再投資を目的とした買いなどが入り、大引けにかけて買われました。
高値では+81円高の23950円まで上昇し、1月24日以来約8ヶ月ぶりの高値となっています。
上海株が反落し、米国株時間外取引が軟調に推移する場面でも影響は限定的で、ドル円が円安に振れたことが下支えとなりました。
ただ一方で日米首脳会談や米連邦公開市場委員会(FOMC)といった重要イベントを控えていることから、積極的に上値を追う展開にはなりませんでした。
TOPIX、JPX400も7日続伸し、ともにきょうの高値で終わっています。
東証1部の売買代金は3兆3881億円と膨らみ、騰落銘柄数は値上がり1777銘柄、値下がり291銘柄、日経225採用銘柄では値上がり160銘柄、値下がり63銘柄でした。
ファーストリテが約53円、ソフトバンクが約13円、日経平均を押し下げています。
日経ジャスダック平均は続伸して8月31日以来の高値で終わり、東証マザーズ指数も続伸しました。
日経平均のテクニカル指標は軒並み高値圏を示唆する状態となっています。
これだけ短期的な過熱感が意識される状態も珍しく、とくに注目度の高い騰落レシオ25日やサイコロジカルラインの高値圏入りは象徴的かもしれません。
心理的なフシ目の24000円をどうしても一度はつけたい動きが根底にあるのかもしれませんが、この水準から買うイメージはまったく持てません。
上昇が続いたことで、買っていた投資家はより動きやすい状態にあるとは思いますが、いつこれが逆回転し始めてもおかしくないと思いますので、やはり目先は段階的に利益確定売りを進めるところだと思います。
むしろ上がり過ぎた分の反動安が大きくなる可能性は高まりつつあると思います。