冷静に利益確定売りを進めていく水準だと思います
朝方は、トランプ政権が日本時間18日朝に対中制裁関税の第3弾を24日に発動すると発表し、きのうの米国株安に加えて米国株時間外取引も下落したことから安値では-55円安の23039円まで下落しました。
その後は対中制裁関税の税率の上乗せ幅を当初予定の25%から年内は10%に引き下げたため、目先のアク抜け感から上昇に転じると、買い戻しが入って上げ幅を拡大する流れとなりました。
後場には高値で+386円高の23481円まで上昇し、大引けにかけて高値圏で推移しました。
日経平均は直近3日間で合計+815円上昇し、2月1日以来、約7ヶ月半ぶりの高値を付けました。
また日中値幅は約442円と、7月2日の527円以来の大きさとなっています。
東証1部の売買代金は2兆9496億円と膨らみ、騰落銘柄数は値上がり1780銘柄、値下がり271銘柄、、日経225採用銘柄では値上がり211銘柄、値下がり12銘柄でした。
日経ジャスダック平均は小幅ながら3日続伸、東証マザーズ指数は続伸しました。
日経平均のテクニカル指標は高値圏に達するものや高値圏に近づくものが増えてきました。
先週金曜日のSQ算出に向けた買い戻しの流れがきょうも継続して、売り方の買い戻しが上昇に勢いをつけていますが、きょうはボリンジャーバンドの+3σ(今日現在:23504円)にも接近しましたので、もし20日の自民党総裁選まで買い戻しが続いたとしても、ここは冷静に利益確定売りを段階的に進めるところだと思います。
統計学上、ボリンジャーバンドの+3σと-3σの間で株価が推移する確率は約99.7%ですので、もし+3σを超える場面があれば、超目先的には絶好の売り場になると思います。