今週の株式相場予想 再度23,000を超えてくる?!(9/3週)

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最新投稿日時:2018/09/03 11:34 - 「今週の株式相場予想 再度23,000を超えてくる?!(9/3週)」(山口哲也)

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今週の株式相場予想 再度23,000を超えてくる?!(9/3週)

著者:山口哲也
投稿:2018/09/03 11:34

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

主要経済イベント
先週の日経225(TFX)は続伸。週初22,745円で寄り付いた日経225(TFX)は、米国とメキシコ、カナダの通商交渉などが好感され底堅い展開となり、8月30日には今年一月以来となる高値23,116円まで上昇。その後は、新興国通貨の下落など、リスク回避による円高も影響して値を崩し、22,723円まで下落。先週末の終値22,719円に比べ182円高い22,901円で引けました。

今週の主な経済指標は図のとおりです。
今週は、月曜日がレーバー・デーで米国市場が休場となり、これが終わると米国は新年度スタートとなります。夏休みが終わりリフレッシュした海外金融機関のトレーダーらが本格的にポジションを取り始めること、また、9月は多くの政治・経済イベントがあることもあり、トレンドが出やすいと言われます。どの資産クラスにこういった海外機関投資家勢の資金が流入するのかを確認したいところです。
また、火曜日以降は8月ISM製造業景気指数や8月ADP全米雇用報告、8月ISM非製造業景気指数、そして8月雇用統計があり、米国の堅調な景気動向に変化が無いかに注目です。
なお、8月ISM製造業景気指数や同ISM非製造業景気指数は、昨年来の低めの市場予想、それぞれ57.6と56.6となっていますが、景気拡大と後退の境目となる50をいずれも上回るものとなっています。また、雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数の伸びが前月比19.1万人増ですが、市場予想の標準偏差をとると17.4万人~21.4万人増と各社の予想のばらつき度合いが大きいように見受けられます。
平均時給の市場予想は前月比プラス0.2%ですが、平均値では0.25%で、先月がプラス0.3%でしたので、どちらかと言えば、上振れリスクが高いのではないかと予想しています。

米国の経済指標以外に目を向けると、本日はトルコのCPIやPPIの発表があり、市場予想を大きく上回る結果となる場合、トルコの金融政策への信頼感が低下する恐れがあります。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
23,000円にトライし、23,100円台まで上昇したものの、再度23,000を割り込んで推移していますが、23,000にトライ後に跳ね返されて値を下げても、下値は切りあがってきているため、基本的に買い圧力が強いと考えています。
移動平均線を見ても各移動平均線が上向きで、価格はそれぞれの移動平均線の上側に位置しているため、底堅い印象があります。
ストキャスティクスも50%を上回っていますが過熱感は無いため、押し目買いを考えたいところです。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
一方、日足チャートも先週の下落時に転換線付近まで下落しましたが、その後は底堅く推移しています。ストキャスティクスは過熱感があり下向きとなっていますが、トレンド指標は上昇を示唆しており、22,500台に多くのチャートポイントもあるので、スピード調整といったところでしょう。
スピード調整後には斥候的に買っていきたいところです。
サポートは、転換線の位置する22,730円、その下が、基準線や200日移動平均線、一目雲の上限などのある22,522円~22,572円。

このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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