23,000円台に乗せるか？今週の株式展望（5/14週）

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

先週の日経225（TFX)は小幅に続伸。日々のボラティリティが比較的小さいので、あまり上がっているように感じられないかもしれませんが、週足ベースでは7週連続の陽線引けとなっています。先週は特に週初から週末にかけて22,400から22,600程度での推移となっておりましたが、11日にはレジスタンスとして意識されていた22,600を上回り、22,798円で引けました。

なお、主な経済指標は図のとおりで、特に米GDPの6割以上を占める個人消費の動向を占う上で、米国の小売売上高に注目しています。また、今週は2回目米中通商協議が開催される予定となっており、中間選挙を控えたトランプ大統領の発言にも注意が必要です。

【日経225（TFX）　週足　チャート】

日経225（TFX）の週足チャートです。
日経225（TFX）は先々週に26週移動平均線をうわまわり、ストキャスティクスも高い水準にはあるものの上昇傾向となっているため、26週移動平均線や13週移動平均線をバックに押し目買いを考えたいところです。

【日経225（TFX）　日足　チャート】

日経225（TFX）の日足チャートです。
一方、日足チャートは価格が各指標の上側に位置しており、先週・先々週の記事でお伝えのとおり一目転換線をサポートとした値動きとなっています。
ストキャスティクスが高い水準で張り付いているため、スピード調整にも注意が必要ですが、先週もお伝えのとおり、基本的なスタンスは転換線や雲の上限をバックに押し目買いで、今後、23,000円台に入ってくるものと思われます。


このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。