FOMCでは金融政策に変更無し!雇用統計は?今週の株式展望(5/1週)

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最新投稿日時:2018/05/01 12:10 - 「FOMCでは金融政策に変更無し!雇用統計は?今週の株式展望(5/1週)」(山口哲也)

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FOMCでは金融政策に変更無し!雇用統計は?今週の株式展望(5/1週)

著者:山口哲也
投稿:2018/05/01 12:10

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

先週の日経225(TFX)は、続伸。22,241円で寄り付いた日経225(TFX)は、決算発表が本格化する中で、米国の長期金利の上昇を受け為替相場が109円台まで円安に振れたことから上昇し、22,688円まで上昇。22,586円で引けました。
今週の主な経済指標としては
5月1日の米4月ISM製造業景気指数(市場予想:58.5)
2日(日本時間5月3日午前3時)のFOMC政策金利(市場予想:1.50-1.75%)
3日の米4月ISM非製造業景気指数(市場予想:58.1)
そして4日の米4月雇用統計(失業率の市場予想:4.0%、非農業部門雇用者数の市場予想:19.5万人、平均時給の市場予想:前月比+0.2%)など。
4月のISM製造業、非製造業景気指数については、米国の景気動向が引き続き強い流れにあるのかどうかに注目です。
1日から2日にかけて行なわれるFOMCは、パウエルFRB議長の会見も景気物価見通しの発表も無い、声明文のみのFOMCとなるため、金融政策の変更はないと考えられますが、声明文の内容がタカ派的になっている場合は利上げ期待が高まり再度米長期金利が上昇しやすくなると考えられます。
雇用統計については、非農業部門雇用者数(NFP)の伸びと平均時給の結果に注目です。どちらも強い場合、米国の利上げペースの加速がイメージされやすくなります。
なお、過去10年間の4月の雇用統計におけるNFPは、市場予想よりも強い結果が7回、弱い結果が3回となっています。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
先週はそれまでレジスタンスとして意識されていた22,000円をサポートとして、また、週末にはこれまで何度かトライをしていた22,500円付近に位置する26週移動平均線を先週の予想通り上回る展開となりました。
地政学的リスクも低下していると考えられ、米国の経済も堅調といえるのであれば、価格は各移動平均線の上側に位置し、ストキャスティクスも上昇傾向にあることから、今後は26週移動平均線が位置する22,500円どころをサポートに底堅い展開を考えています。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
先週の記事でお伝えのとおり、先週は週末にかけて一目の雲の上限にも重なる22,500円どころのレジスタンスを上回る展開となりました。
今週、一目の雲の上限はやや切り下がっていますが、目先は一目転換線をサポートとして推移するものと思われます。


このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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