東レが電子材料事業で新領域を開拓、フジプレアム[JQ](4237)は注目度高い

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最新投稿日時:2016/06/16 11:32 - 「東レが電子材料事業で新領域を開拓、フジプレアム[JQ](4237)は注目度高い」(みんかぶ株式コラム)

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東レが電子材料事業で新領域を開拓、フジプレアム[JQ](4237)は注目度高い

投稿:2016/06/16 11:32

 6月15日、化学工業日報社は、「東レ[東1](3402)は、電子材料の新規分野開拓を加速する。既存の半導体関連および印刷関連の材料技術を有機EL(エレクトロルミネッセンス)や車載機器、医療用機器の開発に生かす。有機ELでは、デバイスメーカーとの関係を密にし、絶縁材料や発光材料の開発を進めている。また、自動車分野では車載ディスプレイ材料、パワー半導体材料などの開発を推進。さらに、医療分野では、画像診断装置などに用いるシンチレータ関連の開発に力を入れている。」と報じました。

 東レの電子情報材料研究所は、1987年(昭和62年)に設立され、半導体関連材料、実装関連材料、ディスプレイ関連材料、印刷関連材料、および、有機エレクトロニクスや環境・エネルギー、メディカルエレクトロニクスなどの新分野において研究を行っています。

 ディスプレイ関連材料では、携帯電話用中小型LCDカラーフィルターや、有機EL用発光材料、絶縁材料など世界No.1の技術を創出。有機ELディスプレイ用フレキシブルカラーフィルターを手掛けていることが注目されます。

 M&Aを積極的に展開している東レですが、同社が156万株(5.2%)保有しているフジプレアム[JQ](4237)と関係強化も視野に入ると思われます。

 フジプレアム[JQ](4237)の精密貼合技術は、プラズマテレビや液晶テレビ、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、カーナビゲーションなど国内外の市場で高い評価を得ているようですから、今後の展開は注目されます。

 今3月期営業利益は9億2000万円(前期比30.9%増)と回復を見込んでいます。PBR0.68倍と割り負けしていますので、動向については見ておいて良いでしょう。
 
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配信元: みんかぶ株式コラム

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