例年12月は、中小型株の物色が盛んになるということで、好業績、高進捗率、割安という部分を主眼に置いて、これから狙い目の銘柄を選んでみました。
<1853>森組 東2 12月11日終値224円 単元株数1000株
長谷工系の建設会社。
11月6日に発表した中間決算によりますと、前年同期比で売上高6%増、営業利益139%増、経常利益155%増、純利益218%増と、営業利益、経常利益、純利益は3桁アップの大幅な業績改善が見られました。
また、通期予想に対する進捗率は、売上高47%、営業利益69%、経常利益70%、純利益71%と、営業利益、経常利益、純利益の進捗率は高く、上方修正期待が持てる内容となっております。
指標面では、PBRは1.2倍と若干高いものの、PERは7.16倍と非常に割安水準です。
日足チャートを見ますと、中間決算の発表を受け、翌営業日の11月9日は大きく窓を空けて上昇、その後利益確定売りが先行したことで値を下げましたが、窓を埋めることなく190円近辺で足場を固め、11月の終わりから再度、急騰を開始。上昇スピードが急だったことと、12月4日に市場全体が急落したことから同銘柄も利益確定売りに押され、現在は10日移動平均線を割るところまで落ちてきました。
12月2日に高値を取ってから7日間調整しており、下げ渋る動きを見せていることからも短期的な利食い売りはこなしたと思われ、来週は反発から年初来高値に迫る上昇が期待出来るものと考えます。
<5358>イソライト工業 東1 12月11日 終値251円 単元株数100株
セラミックファイバー大手で、アジアで生産拡大中。建材を育成しており、品川リフラクトリーズと連携強化している企業です。(品川リフラ=鉄鋼業向け耐火物の大手品)
まずは業績面ですが、11月4日大引け後に発表のあった16年3月期第2四半期累計(4-9月)によりますと、前年同期比で売上高8%増、営業利益48%増、経常利益28%増、純利益16%増と良好な決算となっており、通期計画に対する進捗率は売上高51%、営業利益53%、経常利益59%、純利益60%と良い位置に付けております。
工業炉は安定的な収支。断熱関連が自動車部品、半導体製造装置向け堅調ながら、補修はじめ国内鉄鋼向けの伸び緩慢。石化プラント向けなどアジア輸出を伸ばし、営業益横ばい圏となっております。また、為替差損益見込まずは強みでもあります。インフラ技術海外輸出関連などのテーマ性も豊富で、投資設備減税関連銘柄の一角も担っています。
指標面では、同業種平均のPER 18.2倍 PBR 0.9倍と比べても同社のPER 9.85倍、PBR 0.80倍は共に割安水準です。
チャートを見ますと、10月の終わり頃から上昇を開始し11月30日に戻り高値を付けてから市場が大幅に下落した煽りを受け売られる展開となりましたが、9日にはしっかりと陽線を付け下げ止まりが確認出来たように思います。
好業績の割安銘柄ということで、来週は11月30日に付けた戻り高値を抜いてくる上昇が期待出来るものと考えます。
http://jst-trade.jp/show_page.html/view/lp02/mediaCode/min2
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