ベルク[東1](9974)は、業界再編思惑から好押し目形成となるか注目に
ベルク[東1](9974)は、今2月期第2四半期2ケタ増収増益の上ブレ着地を好感した買いが継続し、11月2日に上場来の高値4680円と買われました。
8月6日の高値4635円を上回ったことで利益確定売りに押されていますが、イオンが313万株(15.0%)保有する筆頭株主であるため、業界再編思惑が底流にあり、25日移動平均線(4412円)がサポートラインとして意識されそうな感じがします。
本年3月2日、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)(東1:3222)は、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東を事業会社とする共同持株会社として設立されましたが、同社はイオンの連結子会社で、2020年において売上高1兆円(2015年2月期連結営業収益6471億円)、1,000店舗体制(2015年10月23日現在489店舗)の構築を目標に掲げ、他のスーパーマーケットから参画を希望される首都圏ナンバーワンのSM企業を目指しています。
少子高齢化が進む国内においては、消費増税10%実施を前に小売り業界の再編はさらに進むと思われます。
USMHは東京都や千葉県に比べて店舗が少なく、埼玉県を中心に群馬などにも店舗を展開しているベルク[東1](9974)が、イオン主導でUSMHに参画する可能性も出てくるでしょう。
ベルク[東1](9974)の足元の業績は、第2四半期売上高885億2000万円(前年同期比13.3%増)、営業利益43億8800万円(同10.1%増)と中間期計画に対して25%上ブレで一転増益着地で、通期では連続最高益更新が見込まれ業績は好調です。
チャート的には9か月移動平均線がサポートする形で上昇トレンドを継続しています。目先25日移動平均線がサポートすれば、早期の高値奪回も視野に入ると思われます。外部環境が不透明になれば、ディフェンシブ買いも入ると期待されることから、その動向は注目されそうです。
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