前田製作、前期経常を一転7％増益に上方修正・最高益、配当も2円増額

　前田製作所 <6281> [ＪＱ] が4月20日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の14.5億円→19億円(前の期は17.8億円)に31.0％上方修正し、一転して6.7％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.9億円→11.4億円(前年同期は12.5億円)に64.5％増額し、減益率が44.2％減→8.2％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の7円→9円(前の期は7円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、建設機械関連事業における建設機械関連商品の新車販売について、市場の購買意欲が堅調に推移したことから前回予想を上回る見込みとなりました。また、損益面につきましては、売上高の増加により営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも前回予想を上回る見込みとなりました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元のため、建設投資の動向に左右されない企業体質を実現することを重要な課題として掲げ、配当につきましては業績に応じて行うことを基本としたうえで、配当性向と内部留保の充実による企業体質強化を勘案して決定することを基本としております。　この方針のもと、上記業績予想の修正等を総合的に考慮し、平成30年３月期の期末配当予想の１株当たり７円の普通配当に特別配当２円を加えた９円に修正いたします。　なお、本件につきましては、平成30年６月下旬開催予定の定時株主総会に付議する予定であります。※上記の業績予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の実績は今後様々な要因によって予想値と異なる場合があります。