米中問題に加え米国の金利動向!今週のドル円相場(4/9週)

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最新投稿日時:2018/04/09 11:07 - 「米中問題に加え米国の金利動向!今週のドル円相場(4/9週)」(山口哲也)

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米中問題に加え米国の金利動向!今週のドル円相場(4/9週)

著者:山口哲也
投稿:2018/04/09 11:07

【先週のドル/円の値動きと今週の経済指標】

今週の主要経済指標
先週のドル円は続伸。週初 106.385 で寄り付いた米ドル円は、米3月ISM製造業景気指数が59.3と市場予想(59.6)より弱かったことや米国のハイテク関連銘柄を中心に株式の下落などを受け、一時、105.65 まで下落。

その後は、米ADP雇用統計が市場予想よりも強かったことや米ロス商務長官らの発言などにより米中の貿易摩擦激化懸念が後退したことから107.50まで上昇。
さらに、週末にはトランプ大統領がUSTR(米国商代表部)に中国に対する1,000億ドルの追加関税の検討を指示したことから107円割れまで値を下げるものの、再び107円半ばまで持ち直し、米3月雇用統計の結果を受けて値を下げる展開となりました。先週の終値は106.855。

なお、今週の経済イベントは以下のとおりです。
特に、FOMC議事録や米3月CPIなどは、今後の米国の利上げペースを占う上で注目され、これらの結果を受けた米長期金利や、CMEのFEDWATCHの変化もチェックしておきたいところです。
また、米中の貿易摩擦についても、引き続き注意が必要です。

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】
米ドル/円の週足チャートは、52週移動平均線、26週移動平均線がやや下向き、13週移動平均線が下向きで、価格は各移動平均線の下側に位置しています。なお、13週移動平均線が107.312に位置しており、週足でのレジスタンスとして意識されやすいものと思われますが、ここを上回る場合、ストキャスティクスが売られすぎの水準から上昇傾向に変化しつつあることもあり108円程度までの上昇がイメージされます。

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】
一方、米ドル/円の日足チャートは、先週、均衡表が好転(基準線と転換線がゴールデンクロス)し、遅行スパンと日々線も好転いたしましたが、一目の雲が価格の上側に垂れ込めており、ストキャスティクス高い水準で下降基調にへんかしつつあり、目先はこれまでの上昇に対する調整がイメージされます。
レジスタンスは、一目雲の下限が位置する107.20前後、サポートは転換線の位置する106.40前後、その下は基準線の位置する106.00前後。


このコメントはテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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