日経225は比較的底堅い?今週の株式展望(4/2週)
【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】
先週の日経225(TFX)は上昇。前週の米中貿易摩擦への警戒感から週初は20,472で安寄りしたものの、米国の貿易摩擦に対する過度な懸念が後退したことや北朝鮮を巡る地政学的リスクの緩和から106円台へ円安が進んだことなどにより、一時21,805円まで回復。週末はグッド・フライデーで海外市場が休場だったこともあり、目立った値動きにはならず、21,806円で引けました。今週の高値となる22,016まで上昇。21,981で引けました。
なお、今週は、引き続き国内政治リスクや米中貿易摩擦問題も燻りますが、主に米国の主要経済指標が目白押しで、特に2日のISM製造業景況指数、4日のADP全米雇用報告とISM非製造業景況指数、6日の雇用統計に注目したい。
【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
先週、先々週と一時的に52週移動平均線を下回りましたが、先週はこれを上回って推移しています。
13週移動平均線は下向きとなるものの、26週・52週移動平均線は上向きでストキャスティクスも%DがSlow%Dを上回りつつあり、相場はやや強含みで推移するものと思われます。
【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
先週末に21,500円水準に位置する200日移動平均線と一目基準線を上回って推移しており、目先はこの水準がサポートとして機能するものと思われます。
ただし、一目の雲が価格の上に垂れ込んでおり、遅行スパン(緑色の線)の上にも日々線があることから、22,000円を上回われるかどうかがトレンドの転換を占う上での鍵となります。
日経225(TFX)の目先のレジスタンスは22,000円、サポートは21,500円で、その下が転換線の位置する21,090円を考えています。
このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
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