貿易戦争が激化?来週の株式展望(3/26)

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最新投稿日時:2018/03/23 14:46 - 「貿易戦争が激化?来週の株式展望(3/26)」(山口哲也)

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貿易戦争が激化?来週の株式展望(3/26)

著者:山口哲也
投稿:2018/03/23 14:46

【今週の日経225の動向】

今週の日経225は大幅続落で推移。週明け21,675で寄り付いた日経225(TFX)は、21,500を中心に1,000円程度のレンジで推移していたものの、22日にトランプ大統領が500億ドル(約5兆2800億円)相当の中国製品への関税賦課を命じる大統領令に署名をしたことを受け、以前から燻っていた貿易戦争への懸念が高まり、株式は下落。
中国がこれに対し、米国の豚肉に25%、鋼鉄パイプ・果物・ワインに15%の追加関税を計画していると表明したことなどもあり、13時半現在の日経225は20,700円台と2月10日の株価暴落時の安値とほぼ同水準まで下落しています。

今後、こういったことが更にエスカレートするようであれば、株式市場は更に下落するものと考えられます。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225の週足チャートです。
これまで終値ベースでは26週移動平均線に上値を抑えられ、52週移動平均線に下支えされながら推移してきた日経225ですが、23日13時半現在では52週移動平均線を下回って推移しています。
この52週移動平均線や2月10日の安値20,683を今週終値ベースで下回って引ける場合、各移動平均線を市場参加者の長期、中期、短期の売買動向と見て相場を見ると、短期から中期的なスタンスで売り手有利、買い手不利と読み取れるため更なる下落が想定されて、20,000円割れも見えてきます。

ストキャスティクスも下向きとなっているため、当面、買いは見送り、戻り売りを考えたいところです。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日足チャートも2月に一目均衡表が三役逆転(基準線と転換線、雲と日々線、日々線と遅行スパンがデッドクロスする状態で、一目均衡表の売りサイン)してから、200日移動平均線に下支えされる形で推移しておりましたが、ここに来て200日移動平均線を割り込んでおり、21500付近は逆にレジスタンスとして機能しやすいと考えられます。

来週は米4QGDP(確報値)の発表もあり、上方修正が予想されていますが、週末はイースターを控えたポジション調整などの動きにも注意が必要です。

このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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