サカイオーベは３連騰、第３四半期好決算と自社株消却を好感

　サカイオーベックス<3408.T>は３連騰。８日の取引終了後に発表した第３四半期累計（２０１７年４月～１２月）連結決算が、売上高は１９４億５９００万円（前年同期比２．３％増）、営業利益は１６億３４００万円（同２７．２％増）、純利益は１７億２００万円（同０．１％減）と大幅増益だったことが好感されている。

　制御機器事業は落ち込んだものの、ユニフォームやスポーツ、自動車関連資材などの各用途が堅調に推移した主力の染色加工事業が好調に推移したことがカバーした。また、効率的な工場稼働や原価低減に努めたことも寄与した。

　なお、１８年３月期通期業績予想は、売上高２６０億円（前期比２．５％増）、営業利益１９億円（同２３．０％増）、純利益１８億５０００万円（同１２．９％減）の従来見通しを据え置いている。

　また同時に、３月１日付で自社株２０万株（消却前発行済み株数の３．０１％）を消却すると発表しており、これも好材料視されているようだ。なお、消却後の発行済み株数は６４３億６２５８株となる予定だ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）