FOMCはタカ派?
![米10年債利回り](/uploads/630697/normal/3de25c10a.png)
また、本来債券と株価は逆相関にあります。一昨日より金利が上昇したことを嫌気して株式市場も連日大幅安となっています。これまで各プロダクト間での相関性が薄れていましたが、その相関性が意識されるようになれば、金利上昇→株安でドル円の上値が抑えられることになりそうです。
日本時間明日4時にFOMCの結果が発表されます。イエレン議長最後の会合です。今回の会合では、政策金利は現状維持となることがコンセンサスとなっていますが、声明はタカ派寄りを期待する声も多くなっているようです。このところのドル安がインフレを押し上げていることを勘案、予防的措置の意味合いからタカ派になるのでは?というものです。
仮に市場が米国の今年の利上げを年3回→4回に変更した場合、さらなる長期債利回り上昇→株式市場はリスク縮小→そこに期末を控えた本邦勢の保有米債の損切りが重なるようだと、ドル円相場急落となる可能性があり、その際には昨年9月の107.30円も視野に入ってくると思われます。あくまでもリスクシナリオですが、頭の片隅にとどめておいていただけたらと思います。