ＦＣＭがＳ高カイ気配、１８年３月期業績・配当予想を上方修正

　ＦＣＭ<5758.T>がストップ高である３９０５円水準でカイ気配となっている。前週末１５日の取引終了後、１８年３月期の単独業績予想について、売上高を１９７億７００万円から２２８億円（前期比２０．６％増）へ、営業利益を３億１３００万円から４億９０００万円（同７１．３％増）へ、純利益を１億９５００万円から３億１５００万円（同７７．０％増）へ上方修正したことが好感されている。

　建設・電販向け需要旺盛を背景に、これまでも堅調だった電気機能線材事業が想定を上回る見通しだという。また、従来から利益貢献度の高かった電子機能材事業も、民生関連のコネクタ・端子類の引き合いが引き続き旺盛なことに加えて、製品群の集約や人員配置の最適化による生産性の向上などにも一定のメドが立ったとしており、売上高・利益の押し上げに貢献する。

　また、業績予想の修正に伴い、従来３５円を予定していた期末一括配当を２１円増額し、５６円にするとあわせて発表したことも好材料視されている。前期実績の３２円に対しては２４円の増配になる予定だ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）