円高強まりドル円は急落 日銀が利上げ検討との観測報道=NY為替概況

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最新投稿日時:2024/07/31 05:50 - 「円高強まりドル円は急落 日銀が利上げ検討との観測報道=NY為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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円高強まりドル円は急落 日銀が利上げ検討との観測報道=NY為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/31 05:50
円高強まりドル円は急落 日銀が利上げ検討との観測報道=NY為替概況

 きょうのNY為替市場は円高が強まり、ドル円は152円台に急落した。東京時間には一時155円台まで買い戻されていた。NY時間に入って、明日の日銀決定会合の観測報道が流れ、国債購入の減額と伴に、今回は見送られると思われていた利上げが検討されると伝わったことが円買いを誘発した。0.25%程度への利上げが議論されるという。

 国債購入の減額については、1-2年程度で現在の月6兆円から3兆円程度に半減させるとの観測も出ている。数字次第では償還分と差し引きすると保有国債の縮小になるという。

 ユーロドルは上値の重い展開が続き、一時1.07ドル台に下落する場面が見られた。きょうの下げで200日線を下回っており、明日のFOMCの結果を受けた反応が注目される。目先は100日線が1.07ドル台後半に来ている。

 本日はドイツの7月の消費者物価指数(HICP)の速報値が公表されていたが、前年比2.6%、前月比0.5%と予想通りではあったものの、前回からインフレが上昇していた。ドイツは景気については弱さが報告されており、ECBの9月利下げの根拠の1つに挙げられているが、本日のインフレの数字はECBの仕事を複雑にしている。

 エネルギー費用の低下が前月ほど大きくなく、食品価格の上昇圧力は増し、サービスの上昇率は前月から変わらなかった。

*ドイツ消費者物価指数(速報)(7月)21:00
結果 0.3%
予想 0.4% 前回 0.1%(前月比)
結果 2.3%
予想 2.2% 前回 2.2%(前年比)

*調和消費者物価指数(HICP)
結果 0.5%
予想 0.5% 前回 0.2%(前月比)
結果 2.6%
予想 2.6% 前回 2.5%(前年比)

 ポンドドルも戻り売りが優勢となり、1.28ドル台前半まで下落している。きょうの下げで21日線を下放れる展開が見られており、調整色を強めている。

 英中銀は2024年末までに1.00%ポイントの利下げを行う可能性があるとの指摘が出ている。今週の金融政策委員会(MPC)で英中銀は0.25%ポイントの利下げを実施し、政策金利を5.00%にすると予想している。

 英中銀は今週だけでなく、年末まで利下げを続けると見込んでいるという。短期金融市場では、木曜日に利下げが行われる可能性を60%程度と見ている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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