ニッカトーが急動意、全固体電池関連として投機資金が再攻勢開始◇
ニッカトー<5367.T>が大幅高で5日移動平均線を足場に大きく上放れてきた。
電気自動車(EV)の加速的な市場拡大シナリオを背景に、その動力源としてリチウムイオン電池の需要が急拡大途上にある。しかし需給逼迫が想定されるなかで、ここにきてにわかに脚光を浴びているのが全固体電池だ。リチウム電池に代替する次世代の車載用2次電池として注目を集めている。そうしたなか、TDK<6762.T>がオールセラミック固体電池「セラチャージ」を開発したと発表して株価を動意させており、工業用セラミックス事業を主力とし電子部品向けなどで高水準の需要を取り込むニッカトーに思惑買いが流入した経緯がある。11月28日にニッカトーは1214円の高値に買われたが、その後は東証が日々公表銘柄に指定するなどで調整を入れていた。800円台後半で売りをこなしてチャートが好形になっていたところに、トヨタ自動車<7203.T>とホンダ<7267.T>のEV連携の話が浮上したことで、これを手掛かり材料に投機資金が再流入している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
電気自動車(EV)の加速的な市場拡大シナリオを背景に、その動力源としてリチウムイオン電池の需要が急拡大途上にある。しかし需給逼迫が想定されるなかで、ここにきてにわかに脚光を浴びているのが全固体電池だ。リチウム電池に代替する次世代の車載用2次電池として注目を集めている。そうしたなか、TDK<6762.T>がオールセラミック固体電池「セラチャージ」を開発したと発表して株価を動意させており、工業用セラミックス事業を主力とし電子部品向けなどで高水準の需要を取り込むニッカトーに思惑買いが流入した経緯がある。11月28日にニッカトーは1214円の高値に買われたが、その後は東証が日々公表銘柄に指定するなどで調整を入れていた。800円台後半で売りをこなしてチャートが好形になっていたところに、トヨタ自動車<7203.T>とホンダ<7267.T>のEV連携の話が浮上したことで、これを手掛かり材料に投機資金が再流入している。
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