■続伸期待
今年7月にトヨタ自動車(7203)の新型カムリに、三次元加飾工法による新製品(内装部品)が採用され脚光。
株価は60円台から139円まで短期で2倍以上膨れましたが、そこからは調整が進みました。
自動車部品事業は、同社の柱でフェンダーカバーやパネル、スポイラー等の内装・外装品を大手自動車メーカーに供給。
以前から、EV用には金属からの代替材開発[コンポジット材]に取り組んでおり、エコカーにも対応できると想定されています。
今月17日には、ガラス繊維マットプレス新工法による製品が、新型[LEXUS LS]の後部座席構造材に金属代替部材として採用されたと発表。低迷していた株価を一気に押し上げる材料に。
100円以下になっていましたが、27日は一時283円を付けるなど、短期で約3倍に。
新工法は、鋼鉄製品と比較して高剛性かつアルミ並みの軽量化が可能という事で、マルチマテリアル化が進む車業界の起爆剤になりうるものだと思いますので、暫くは好需給が続いておかしくない。