上原成商事がカイ気配で推移、ＴＯＢ価格にサヤ寄せ

　上原成商事<8148.T>がカイ気配のまま気配値を切り上げる展開となっている。８日の取引終了後、上原大作社長らの資産管理会社であるケイアイエンタプライズ（京都市右京区）によるＭＢＯを発表しており、ＴＯＢ価格の５１５０円にサヤ寄せする格好となっている。

　燃料販売の市場が縮小するなか、ＭＢＯによる非上場化で、機動的な経営体制の再構築を図るのが目的という。買付予定株数は２５２万７７０２株（下限１５７万５９００株、上限設定なし）で、買付期間は１１月９日から１２月２１日まで。なお、ＴＯＢ成立後は一連の手続くを経て上原成商事は上場廃止となる予定だ。

　なお、東京証券取引所は８日付で同社株を監理銘柄（確認中）に指定している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）