◆バブル崩壊後の高値接近は大相場の前触れか?
1日(水)は好業績の主力銘柄が牽引して、400円を超える大幅上昇になりました。東京エレクトロン1社で日経平均を98円程度押し上げており、TOPIXに比べると日経平均の上昇率の高さが目立ちました。
値がさ株の影響が大きかったとはいえ、日経平均は25日線かい離率が警戒ゾーンといわれる5%を超えてきました。
25日線かい離率だけではなく、テクニカル指標は過熱感や高値警戒感を示すデータのオンパレードですから、明日の上昇幅は限定的になりそうです。
一方、日経平均の株価水準は歴史的な節目に接近しているため、もしかすると大相場の入り口なのかもしれません。
10月は1996年以来、約21年ぶりの水準が話題になりましたが、同じ年の1996年に22750円の高値を記録しており、1989年のバブルで記録した過去最高値の38957円から1992年に14194円まで暴落したあとの実質的な戻り高値です。
今日の高値は22455円、あと300円程度上昇すればバブル崩壊後の高値を更新します。もちろん過熱感はありますが、およそ30年ぶりの新相場入りが意識されるかもしれません。