＜10/30～11/2＞ 来週の日経平均の動き

強い動きも過熱気味

ここ連日のNYダウと日経平均は強いとしか言いようがないくらい、強い動きをしています。

選挙後もさすがに一旦は調整するのかと思いきや、大幅な上昇となりました。

選挙結果は織り込まれていただけに、ここまで上昇するとは思っていませんでしたが、自民が大勝利、希望の党が惨敗と言った

結果に終わり、サプライズだったのかもしれませんが、今の上昇を見ていると、それ以外にもNYダウも連日上げており外部要

因がすこぶる好調なので、リスクオンに近い状態なのかもしれません。

NYダウが連日の大幅上昇していることもありますが、すでに変化日は通過していて短期的な下降期間入りとなっているため、

この段階で大きく上昇するというのは、少しイレギュラーな動きではないかと思います。

相場の流れに反した動きは遅かれ早かれそのつけが回ってきますので、今の上昇も15連騰、16連騰と、いつまでも続くことは

ありません。

最終的にはあるべき位置に戻るので、イレギュラーな動きによるオーバーシュートもこれまでに何度も経験してきましたが、

この株価位置から更に大きく上昇するというのは、かなり至難の業ではないかと思います。

チャートでいう横軸の時間もすでに、変化日を過ぎてオーバーしており、縦軸の価格も21500円が天井圏にも関わらず、さらに

上昇と言った具合に、どちらの基準で見ても行きすぎています。

今の勢いで行けばまだまだ上昇するように見えるかもしれませんが、この連日高値を更新していくような高値をさらに買い向か

うのは、ちょっと冷静に考える必要があります。

過熱した今の相場は、いつはしごを外されてもおかしくない状態ですから、少なくとも買い向かう場面ではないでしょう。

来週中もまだ短期的な下降期間の中にあるため、いつ調整が来ても大丈夫なように、キャッシュポジションは高めておきましょう。

11月半ば以降は特に年内に一回くらい大きな買い場といえるような、安くなる局面がくるのではないかと思います。