需給の改善が下支え、原油は持ち合いながらも堅調。
今月のWTIは、一時46.46ドルまで売り込まれ、その後は48ドル前後のやや持ち合いとなっている。米在庫減少による在庫過剰感解消期待と、OPECのここ数ヶ月の生産増、米シェール増産懸念の綱引きとなっています。
①原油在庫は3月末の5億3554万→4億6316万バレルと-7237万バレル減少。
②ガソリン+ディステレートで2月中旬以降約5000万バレル減少
ガソリン在庫は2/10の2億5906万→2億2990万バレルと、-2916万バレル減
留出油は2/3の1億7074万→1億4841万バレルと、-2233万バレル減少と、製品在庫もだいぶだぶつきが解消。
③米石油リグ稼働数は7月に760基を超えたが、増加が鈍化、8/25現在759、増加傾向に歯止めがかかってきている。
OPECの増産、米生産回復が頭をおさえるかっこうだが、世界需要も中国+米国の需要増(年間約70万バレル増)で2018年には日量1億バレルを超える見通しとなっており、緩やかに上昇傾向が続くものと思われる。いずれ5月OPEC総会直前の52ドルを伺うものと思われる。目先は持ち合いながらも、ツッコミがあれば買い方針で。大崩は、ないでしょう。