今日の半歩先読み
出光興産 (5019)は3日、国内外で公募増資を実施し約1400億円を調達すると発表したとの記事に注目です。新たに発行される株式は、現在の発行済み株式数の約3割となり、1株あたりの価値の希薄化を嫌気する売りが膨らみそうです。しかし、この公募増資によって、昭和シェルとの統合が進み、収益力などが強化される可能性もあります。また、創業家の代理人は、株式発行の差し止めの仮処分を申請する見通しで、これが認められ、公募増資がキャンセルされる可能性もあります。まずは、売り優勢となりそうですが、大幅安の後は強弱感が対立しそうです。大幅安のあと、一旦は下げ幅の半値程度の戻りを見せる可能性も高そうです。また、公募増資で得た資金の使途として、生産設備をスクラップアンドビルドする可能性があり、プラント解体工事マネジメントのベステラ (1433)が桶屋銘柄となる可能性があります。
今日も皆様に相場の福が授かりますように!!
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出光興産 (5019)3,260円
ベステラ (1433)1,992円