◆高値もみ合いで25日線のかい離を修正へ
10日(水)の日経平均は、1ドル=114円台を回復した円安が手がかりになって反発したものの、2万円目前のもみ合いになりました。
明日は仕切り直しで2万円トライもありそうですが、円安のサポート次第になりそうです。
なぜなら、昨晩の日経先物ナイト取引で1ドル=114円台乗せに合わせて2万円台に乗せており、今日の日中取引は1ドル=113円台で2万円に届いていないためです。
ただし、2万円台に乗せたとしても、そこからさらに上昇するには、テクニカルの過熱感の方がまだ強いと思われます。25日線かい離率の5%超えが続いているので、かい離修正の日柄が欲しい場面です。
今日の25日線は18924円、かい離率は5.15%です。トランプラリーといわれた昨年末の上昇相場では、最高が12月13日の6.15%で、5%台を超えると上昇ペースが鈍くなっていましたから、よっぽどの好材料がないと大幅高は難しいと考えられます。
一方、高値警戒感が強いのは、投資家が高値でも買いたくなるほど環境が良くなっている裏返しでもあるので、案外と下がらないものです。
高値もみ合いで25日線の高かい離を修正しつつ、週末にかけて残りの決算発表を織り込む流れになるのだと思われます。