◆大型連休中は海外のイベントが盛りだくさん
週末(28日)の米国市場は、主要株価指数が小幅反落の結果でした。
1~3月期のGDPが年率換算で+0.7%となり、事前予想の+1.2%を下回る弱い結果だったため、株式市場の重しになったようです。
ただし、インフレ指標であるコアPCEデフレーターは+2.0%で予想通りだったことや、賃金の伸びが前期比+0.9%で高い伸びになったため、景気減速を警戒するほどの内容ではなかったと考えられます。
株式市場の下落は小幅でしたし、為替市場はドル買いが優勢でしたので、週末と月末が重なって利益確定売りが優勢になったのだと思われます。
週末のシカゴ日経先物は19215円で、小幅上昇で終わりました。やや円安だったため、為替に連動した印象です。
海外市場からの手がかりがほとんどないですし、連休の谷間で参加者も少ないと考えられますから、日経平均は横ばいの想定です。
先週末は決算発表の前半のピークだったので、決算発表を受けた個別物色が中心になりそうです。
一方、国内が大型連休の間に、米国のFOMC(2~3日)や雇用統計(5日)があり、フランス大統領選挙の決戦投票(7日)も控えています。今朝方には北朝鮮がミサイルを発射したとの報道もありましたから、連休中のイベントが警戒されやすくなりそうです。
株式市場全体は連休を控えたポジション調整が中心で、決算発表を受けた個別物色になるのだと思われます。
先週末に決算発表前半のピークを通過したので、まずは発表された決算が良かった銘柄を絞りこみ、連休明けの相場に備える時間帯になると考えられます。