不二油本社が大幅反発し昨年来高値、国内有力証券が目標株価を２９００円に引き上げ

　不二製油グループ本社<2607.T>が大幅反発し昨年来高値を更新。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券が２７日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を２４００円から２９００円へ引き上げたことが好材料視されている。

　同証券では、不二油本社の株価は原材料市況の変動を意識した短期業績モメンタム重視の評価から、国内外のチョコレートをコアとした中長期的な利益成長力を評価する局面へシフトし、割安なバリュエーションの修正が続くと予想。また、１７年３月期営業利益は２０２億円（前年比２０％増）と、７期ぶりに過去最高利益の更新が見込まれ、利益水準が大きく向上することや、トップライン成長と財務効率の改善で、安定した利益成長と資本効率の改善を目指す中期経営計画が示されたことも評価しているという。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）