利上げ確率が上昇
今回、トランプ大統領はイエレン議長に対するつぶやきを発していません。本来であれば、トランプ大統領は低金利政策を維持したいと考えているはずですが、ここに来て人事面でのつまずきもあり、それどころではないということかもしれません。
今月末(28日)の議会演説の場で向こう1年間に進める政策の説明を行うと言われており、そこまでは期待感が継続、株高・ドル高の流れが続くものと思われます。その演説をもって材料出尽くし、あるいは、中身の実行実現性が問われ、難しいと市場に受け止められるようだと、これまで調整らしい調整がないまま上昇してきていただけに、ある程度調整の動きが持ち込まれるのではないかと見ています。
チャートを確認してみましょう。標準偏差ボラティリティ(下段)の形状はレンジ相場を示唆、さらにはエンベロープ(上段。13日移動平均線±1%・±2%を表示)から見ても、当面112~115円での値動きになりそうです。