【買い】日立ハイテクノロジーズ(8036):株価の反発に期待
また、メイ英首相の17日の演説について、「ハード・ブレグジット」となるとの報道で経済危機を懸念する見方も広がっています。ポンドは下落、円は買われてドル円は一時113円台に突入しました。
しかしポンド安から英国株式市場は最高値を更新しています。
日経平均やニューヨークダウは調整していますが、英国市場やナスダックは最高値を更新していますし、米国経済指標では中小企業や投資家、消費者の景況感指数が最高水準にあります。
株価は小動きとなっていますが、最高値を更新し続けており、市場環境、足元の堅調な業績、財務から今後もポジティブな動きを期待できると思います。
銘柄紹介:
同社は2001年、日立製作所の計測器グループ、同半導体製造装置グループ、エレクトロニクス専門商社の日製産業が統合し、誕生しました。
電子デバイスシステムでは、世界トップシェア80%の「測長SEM(※)」、「プラズマエッチング装置」を主力製品とし、科学・医用システムでは、DNAシーケンサや電子顕微鏡、X線分析装置などを展開。
(※)測長SEM:半導体等のウェーハ上に形成された微細パターンの寸法計測用に専用化した装置。
これまで主流だったメモリはデータ量の膨大化や高速化を背景に、積層化による大容量化が可能な3DNANDへとシフトしており、3DNANDの製造設備投資が盛り上がっています。
安定した財務基盤を持ちながら成長分野について研究投資も活発に行っている企業です。特に半導体関連は3DNANDへのメモリシフトを背景に各メーカーの設備投資が活発で、その波に乗ることができています。また医用システムも医療業界の先端技術である免疫治療に欠かせない検査・試薬を扱っており、合弁会社設立や事業提携など事業基盤の強化・拡充を進めています。