【買い】富士通 (6702):続伸を期待
足元の業績は国内では主軸のシステムインテグレーションを展開するテクノロジーソリューションが牽引する形となっています。
海外事業の売上が40%(2016/3期末)を占めるため、上半期は円高による減収影響を受けた見通しとなっていました。為替前提は1ドル=105円、1ユーロ=115円としており、ドル高地合いのなかで業績改善が期待されます。
利益面では黒字に浮上し、分社化や一部売却などハードウェア事業における改革、コスト改善努力が顕在化している模様です。同社は16/3期から17/3期の2年間でビジネスモデル変革のために1400億円の投下を実施しており、人員削減や事業切り離し他を進めています。
不鮮明だった改革の先行きが見えてきたことで、各証券会社からの評価も変わってきているようで、数社の証券会社がレーティングを上げています。