大王紙が4日続落、千葉工大などと共同でCNF利用した多孔質の人工骨補填材開発も反応限定的
大王製紙<3880.T>が4日続落。11月30日の取引終了後、福山医科(千葉市若葉区)や千葉工業大学などと共同で、セルロースナノファイバー(CNF)を利用した多孔質の人工骨補填材の開発に成功したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。
同共同研究は、人工骨補填の原料として利用されているリン酸カルシウムとCNFを混合し、乾燥・成形・焼結することで、リン酸カルシウム系人工骨補填材を多孔質化できることを見出したというもの。CNFをバインダーに用いることによりリン酸カルシウムの乾燥、成形が容易になることに加えて、さらに焼結によりCNFが消失することで、従来の発泡法と比較して、連通した微小な孔の比率(開気孔率)を高めることができるのが特徴で、これにより、孔内に細胞や血液が入り、自家骨化しやすくなることや、孔内に薬剤を充填して治療などに役立てられることが期待できるとしている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
同共同研究は、人工骨補填の原料として利用されているリン酸カルシウムとCNFを混合し、乾燥・成形・焼結することで、リン酸カルシウム系人工骨補填材を多孔質化できることを見出したというもの。CNFをバインダーに用いることによりリン酸カルシウムの乾燥、成形が容易になることに加えて、さらに焼結によりCNFが消失することで、従来の発泡法と比較して、連通した微小な孔の比率(開気孔率)を高めることができるのが特徴で、これにより、孔内に細胞や血液が入り、自家骨化しやすくなることや、孔内に薬剤を充填して治療などに役立てられることが期待できるとしている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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