明日の東京株式市場見通し
市場関係者からは「日経平均株価が終値で1万8300円台に乗せて、28日以降きょうまでの3日間は、終値ベースの比較だけでなく取引時間中の値動きも極端に小幅な推移となっている。その背景には、外国為替市場で1ドル=112円台半ばを軸に円相場が小幅な値動きとなっていることがある。さらに、28日に日銀が、9日に日経平均株価が急落して以来久しぶりに指数連動型上場投資信託(ETF)706億円の買い入れを実行したことで、不用意な売りに警戒感が広がった面もある」との見方も出ていた。
30日の東京株式市場は、売り買い交錯で方向感に欠ける展開となり、日経平均株価はわずかながらプラス圏を保って引けた。日経平均株価終値は、前日比1円44銭高の1万8308円48銭と小幅反発した。