下落に向けた対策は早めに打ちたいところ
成り行きを見守りたいところですが、では私たち個人投資家はどうしていけば良いのか。
こういう市場の先行きが見通しにくいときには、まず保有株や投資資金を見直してポジションの整理をすることが求められます。特に日経平均株価やトピックスなどに連動しやすいベータ値の高い銘柄などはいったん株を売ることも必要になってくるかと思われます(大型の中でも証券・金融などは特に危険)。市場の下落に強い銘柄を残して様子見姿勢に入るということです。
もしくはリスクをできるだけ軽減するために、株を売らなかったとしても全体相場に連動しやすい銘柄分の金額分を保険の意味合いをこめてリスクヘッジを行うというのも一つの手。この場合には、(1360)日経平均ベア2倍、(1580)日経平均ベアなどを保有しておくと良いでしょう。
どちらにしても今週の500円程度の調整は来週へとむけた本格的な下げの始まりかもしれません。個人投資家としてできるだけ取れる対策を打っておきましょう。