高い専門性で参入障壁高く、成長が続く見通し
中国の経済減速でアルミ需要が縮小、供給過多で価格の下落が懸念されましたが、自動車向けでの需要が旺盛になっています。自動車分野ではアルミ外板を採用した人気車種のモデルチェンジに伴う需要増が継続しています。
2015年は資源安の年となり16/3期の業績に影響が出ましたが、17/3期はアルミ価格の底打ち、そして缶飲料のボトル缶化の進展に加え、自動車業界がアルミ材採用の急増を追い風に大幅増益の見通しです。
またタイ工場の本格稼働に缶材の伸長、北米企業の買収による自動車向け関連の拡大と成長要因が豊富です。
今後も自動車分野での事業成長が期待できるでしょう。
2017年3月期通期業績見通しは、売上高が4.2%増の6000億円、営業利益が61.1%増の245億円、経常利益が66.5%増の200億円、純利益が76.3%増の90億円の見通しです。