大京がカイ気配スタート、高水準の自社株買いと強気の中期計画発表を材料視

　大京<8840.T>急動意、カイ気配で始まった。株価を再度２００円台に乗せ、新高値街道に復帰している。時価は昨年１０月下旬以来の高値水準にあるが、ＰＥＲ１２倍前後で配当利回りも３％強あり、なお上値余地が意識されている。
　
　同社は２６日取引終了後、１７年３月期第２四半期累計（４～９月）の連結決算を発表。売上高は１４６６億２８００万円（前年同期比１３．５％減）、営業利益は６５億９２００万円（同３９．０％減）と低調だったが、これについては株価に織り込みが進んでいた。一方、発行済み株式数（自社株を除く）の８．３３％にあたる７０００万株（金額で１００億円）を上限に自社株買いを実施すると発表したことがポジティブサプライズとなった。

　また、２０２１年３月期に営業利益２８０億円以上（１６年３月期は１８３億円）、ＲＯＥ９％（同７．８％）を目標とする中期経営計画を策定していることも評価されたようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）