東京株式（寄り付き）＝米株堅調と円安進行受け買い先行

　２５日の東京株式市場は買いが先行して始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比６４円高の１万７２９８円と続伸。

　前日の欧米株市場が総じて堅調な動きをみせ、米国株市場ではＮＹダウが７７ドル高と３日ぶりに反発したことで投資家心理が改善しているほか、外国為替市場ではドルが買われ、１ドル＝１０４円台前半まで円安が進行、これが輸出主力株を中心にポジティブに働いている。全般手掛かり材料難といわれながら、東証１部の騰落レシオは前日時点で１３６％と過熱ゾーンにある。一方、低調が続いている売買代金の動向も注目されるところ。きょう上場で市場の関心が集まっているＪＲ九州<9142.T>は買い優勢でスタート、公開価格２６００円に対し、寄り付きは同値でカイ気配となっている。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、２６業種前後が高く、値上がり上位に保険、海運、銀行、輸送用機器、紙パルプなど。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）