蛇の目、東海運などに物色資金流入、12月の日ロ首脳会談控え“北方領土”進展の思惑
蛇の目ミシン工業<6445.T>が一時51円高の765円まで上値を伸ばしたほか、東海運<9380.T>も27円高の393円と大幅高で4連騰となるなど、ロシア関連に位置づけられる銘柄に物色資金が流入している。市場では「日本政府がロシアの北方領土問題の打開に本格的に動き出し、先行しての2島返還で国民の過半から賛同を得る状況にある。12月15日に安倍・プーチン会談が予定されているが、それを経て来年1月の解散総選挙が現実味を帯びてきた」(準大手証券ストラテジスト)という。そのなか「ロシア関連という古くて新しいテーマに共鳴する形で継続的に短期資金が誘導されている」(同)と指摘する。
蛇の目はロシア向けの売り上げ比率が高いことで知られ、東海運も対ロシア物流で高実績を持つ。他には、ロシア国営ガスプロムに1991年から天然ガスパイプライン用塗料を提供している川上塗料<4616.T>なども既に人気化している。三菱商事<8058.T>や三井物産<8031.T>、丸紅<8002.T>といった総合商社株にも収益機会が膨らむ可能性がある。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
蛇の目はロシア向けの売り上げ比率が高いことで知られ、東海運も対ロシア物流で高実績を持つ。他には、ロシア国営ガスプロムに1991年から天然ガスパイプライン用塗料を提供している川上塗料<4616.T>なども既に人気化している。三菱商事<8058.T>や三井物産<8031.T>、丸紅<8002.T>といった総合商社株にも収益機会が膨らむ可能性がある。
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