スケールメリット活かし、増益幅が拡大していくビジネスモデル
同社はタレ以外にセントラルキッチンとよばれる工場を持たず、店舗で串を作ります。他のチェーン居酒屋と一線と画し、「近所の焼き鳥屋さん」風のおいしさを提供しています。そして同社の売りの一つ「国産国消」については、すでに国産比率は90%以上にまで高められ、他社に対しての優位性が一層くっきりしてきました。2017年7月期には100%を掲げています。
均一価格の居酒屋業態が減少するなかで、同社はこのような差別化を武器に成長し、焼鳥専門店市場においては2012年7月期から首位をキープ。2014年の市場シェアは12%まで拡大しています。つまり低価格なのに高品質なものを提供できるというビジネスモデルを作り上げたのが同社の強みだと思います。