企業の業績悪化懸念は残るものの・・・

NYダウが高値圏で推移し、堅調な地合い継続か

19日の日経平均株価は、
前日比59円81銭高の16,545円82銭で引けました。

原油価格が上昇していることで、
資源関連株を中心に株価上昇しています。


一時米ドル為替は99円台に突入したものの、
再度100円台まで戻してきています。

当面は心理的節目である100円を挟んで
為替は小幅なレンジで推移するものと考えます。


直近の株式市場は急激な円高進行によって、

業績が悪化する可能性が高い輸出関連株を中心に大きく売りが出て、
株式市場が軟調に推移しています。

多くの企業が想定為替レートを105円～110円で想定しているだけに、
現在の為替水準は業績を押し下げる可能性が高く、

日本株市場に暗い影を落とす大きな要因になっています。

仮に100円を本格的に割り込んだ場合には、
日本株市場は大きく急落するリスクがあることには注意が必要でしょう。


なお、本日は子馬場ながら株価上昇して引けましたが、週明けの株式市場は

・NYダウが高値圏で推移している
・米ドル為替が心理的節目の1ドル100円間際

といった材料から、より一層の上昇期待が持てます。


以上から20日の日経平均株価は、
「上昇して引ける可能性がある」と判断しました。