システム情報が続急伸、金融・保険向け案件順調で１６年９月期業績・配当予想を上方修正

　システム情報<3677.T>が続急伸して、一時、前週末比８２円（１１．１％）高の８２１円まで買われ、４月２５日に付けた年初来高値８１９円を更新している。前週末１２日の取引終了後、１６年９月期の連結業績予想について、売上高を６２億５０００万円から６５億円（前期比２０．２％増）へ、営業利益を５億３０００万円から５億７０００万円（同２７．８％増）へ、純利益を３億３４００万円から３億８０００万円（同３６．２％増）へ上方修正したことが好感されている。

　金融・保険や大手小売り向けのシステム開発案件が引き続き順調に推移していることに加えて、プロジェクト管理の徹底が功を奏し採算性が向上していることが要因。今期から連結対象となった子会社２社の稼働率が向上していることも寄与したという。また、業績予想の修正に伴い、従来１８円を予定していた期末一括配当を２０円（前期１５円）に引き上げるとあわせて発表したことも好材料視されているようだ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１５年１０月～１６年６月）決算は、売上高４７億２３００万円（前年同期比１７．７％増）、営業利益４億５０００万円（同２７．９％増）、純利益３億円（同３９．４％増）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）