■本日の61.8%(103.80円)まで戻れるかが焦点
■本日は、歴史的な値動きになりました。
英国民投票に対する世論調査と全く反対の離脱派に軍配が上がった
ことは今後の波乱材料になるとみています。
この国民投票というツールを使って、次の離脱国が出る可能性がある
からです。
ユーロ圏における信頼も疑問が出始め、第二第三の離脱国が出ても
おかしくない環境になったことは間違いないとみています。
■少なくても英国の離脱は、世界経済にも影響を及ぼす大きな出来事
であり、BOEだけでなく、主要国の中銀の政策見通しに大きな修正が
入らざるを得なくなったとみています。もちろん米国の年内追加利上げ
見送りも可能性としてはでてきたと考えています。
■まず、英国経済は政策面での立て直しが必要になり、金融面に
関しては超緩和策方向になる可能性は高いとみています。
勿論、ユーロ圏もしばらくの間は超緩和策継続です。日本も同様に、
日系企業が約1000社ある英国での出来事であることから、今後
日経平均株価にも大きく影響が出てくるとみています。
つまり、日欧英の緩和策の中では、米国は完全に足を引っ張られる
格好となり、利上げペースが超スローなものになるとみています。
既にそのことは、コモディティの金価格に表れています。
本日だけで、100ドル強上昇していることは、今後の不透明な時代突入を
示唆するだけでなく、悪いインフレ突入も視野に入れなければならなく
なったとみています。
■今夜は、株価や原油の反応次第とみていますが、本日の高安での
半値は戻っているものの、61.8%戻り(103.80円)が達成できるか
興味があります。
基本スタンスとしては、戻り売りをベースに考えています。
・本日の61.8%戻り(103.80円)
・日足ベースボリンジャーバンド(104.40円)