前期は324億円の赤字でしたが、新型コロナウイルス禍からの世界的な景気回復を背景に鋼材需要が高く、値上げによる利幅拡大や合理化も奏功するようです。
日本製鉄は8月にも最終利益見通しを2400億円から3700億円に引き上げており、上方修正は2度目で、売上収益の予想も6兆7000億円と、従来より2000億円積み増したそうです。
一方、9月に関西製鉄所和歌山地区(和歌山市)と瀬戸内製鉄所呉地区(広島県呉市)の高炉を休止しており、令和3年9月中間連結決算で設備関連損失として813億円を計上したそうです。
呉地区は令和5年9月末に閉鎖予定で、解体費用などを見積もったそうです。
電気自動車(EV)などのモーターに使う電磁鋼板の特許侵害をめぐって日本製鉄とトヨタ自動車が対立しているようですが、業績に影響はしないんでしょうかね。
5401:2,015円、 7203:2,048円