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第1回ワールドマインドスポーツゲームズ(WMSG)が終了

 五輪開催地の北京で、知的ゲームの祭典「第1回ワールドマインドスポーツゲームズ(WMSG)」が行われ、このほど終了したらしい。内容は5競技(囲碁、チェス、ドラフツ=チェッカー、ブリッジ、シャンチ-=中国将棋)が実施され、100以上の国と地域の選手ら約2000人が熱戦を繰り広げたらしい。らしいと言うのは、わが国のメディアがこの大会の模様を報道しないから、翔年には全貌がサッパリわからないから。

 最近の日本人は、こういう知的遊びに興味を示す人が少ないから報道がなされないのか、逆に、メディアが知的なものに関心が薄いのが原因なのか。ともかく、最近のメディアは知的なものよりも、三面記事報道や芸能情報にバカに力をいれているから仕方がない。かくして、わが国では第一回ワールドマインドスポーツはその全貌が詳しく報道される事なく終わった。

 中国からの報道によると、第一回ワールドマインドスポーツは成功裏に幕を閉じ、18日にWMSGの組織委員会は記者会見を行った。
 国際マインドスポーツ連盟会長のホセ・ダミアニ氏(フランス)談:
「最も重要なことは学校で普及させることで、これは青少年の成長にとってもとても重要なことです」
→ テストの点数がああだ、こうだと言ってる人たちに、この言葉を聞かせたい。教育は点数では測れません。世界はゲームを教育に取り入れようとしているのです。

「また次回大会については、国際オリンピック委員会がマインドスポーツを参加競技に入れていくことを望んでいる。そのためにオリンピックの開催国で開催したい。」
→ マインドスポーツ連盟会長の希望通りにことが運べば、2012年にはイギリスでオリンピックと同じように開催される事になるのです。
 こういう世界の動きをわが国のメディアはどうしてキチンと伝えようとしないのか?  ("NY Times"は報道してます)

 世界中の人が日本語で「碁」とよんでいるゲームはどうだったか?
 日本は団体戦で男子、女子が辛くも銅メダルを獲得したが、個人戦では全然メダルに届かなかった。世界の囲碁事情を良く知っているわが国の囲碁愛好家は、この結果に驚きません。それほどわが国の囲碁界は衰退しています。我々が毎朝新聞の囲碁欄で見るタイトル棋戦は世界から見た場合、いわばローカルな棋戦です。タイトル保持者といえども、ワールドマインドスポーツの大会で世界を相手に活躍できる囲碁棋士はいないということです。
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